ホーム > ブロックチェーンの記事一覧 > スマートコントラクトとは?ブロックチェーンでの仕組みやメリットを解説

スマートコントラクトとは?ブロックチェーンでの仕組みやメリットを解説

スマートコントラクトは、ブロックチェーンの技術を使った仮想通貨の活用の進化の形として、注目されています。数ある仮想通貨の中でもイーサリアムが注目される理由も、スマートコントラクトにあります。ブロックチェーンでのスマートコントラクトとは何か、仕組みやメリット、そして、スマートコントラクトの活用について解説していきます。

 

そもそもスマートコントラクトとは?

スマートコントラクトは定義づけがされていないと言われることもありますが、ここでは、ブロックチェーン上で実行されるコードという考え方に沿って解説していきます。

 

スマートコントラクトの仕組み

スマートコントラクト(smart contract)とは、直訳すると賢い契約ですが、仮想通貨の世界では、「自動実行される契約」、あるいは、「自力執行権のある契約」と訳されています。

スマートコントラクトは、ブロックチェーンの技術を使って、コインにプログラムされた契約を載せることで、自動的に執行される仕組みです。契約が実行される条件が整うと、自動的に履行されます。たとえば、「9月8日にAさんにいくら支払う」という契約をコインに載せるものです。 

ただし、法律上の契約をすべてスマートコントラクトで代替できるわけではなく、免責事項のある契約や契約内容が曖昧な場合は難しいでしょう。 

 

スマートコントラクトのメリット

スマートコントラクトは、エクスローのように第三者を経由する取引よりも、契約の実行に関するコストが抑えられることがメリットです。 

たとえば、通信販売などの取引では、スマートコントラクトによって、商品の到着時に自動的に支払われる仕組みが整えられれば、契約の相手方の信用を気にすることなく、取引を行うことが可能です。スマートコントラクトの利用によって、不正を防ぐための契約書の作成の手間が省け、契約の履行に関する訴訟も減ることも期待できます。 

また、ブロックチェーンの技術を使うことで、契約の実行履歴がすべて記録されていること、そして、オープンになっているため、透明性が高いこともメリットと言えます。 

 

イーサリアムはスマートコントラクトで注目

ビットコインに次ぐ時価総額の規模を持つイーサリアムは、スマートコントラクトを実装した仮想通貨として注目を集めています。 

イーサリアムには、「EOA」という送金のためのアカウントのほかに、スマートコントラクト用のプログラムコードで管理される「コントラクトアカウント」があることが、ビットコインにはない特徴です。コントラクトアカウントには、データを保存するストレージがあります。コントラクトアカウントはEOAからメッセージを受け取ると、コードを自動実行し、ストレージへの書き込みや、他のコントラクトアカウントへのメッセージの送信も自動で行う仕組みです。

 

スマートコントラクトの活用

イーサリアムのプラットフォームよる、スマートコントラクトを活用したプロジェクトはいくつも始まっています。 

Iotとスマートロックを結び付けたシェアリングエコノミーの「Slock.it」、音楽配信サービスでライセンスを発行し、スマートコントラクトに基づいた著作権料の配分を行う「Ujo music」などが挙げられます。 

「REP」が2016年にCIOを果たした未来予測市場の「Augur」も、イーサリアムのスマートコントラクトを活用したプロジェクトです。「Augur」やプラットフォーム内で使用する仮想通貨「REP」については、『「REP」は未来予測市場「Augur」に投資する新しいタイプの仮想通貨』で詳しく解説しています。 

スマートコントラクトは、今後、株式や債券の発行や取引、配当の分配、先物取引といった金融の分野での活用が進むとされています。 

 

まとめ

ブロックチェーンの技術によるスマートコントラクトは、取引や契約のあり方を変えていく仕組みです。今は仮想通貨に関心がない人も、スマートコントラクトを活用したサービスには興味を持つ可能性があります。スマートコントラクトに基づく、便利なサービスを利用するために、仮想通貨が当たり前のように支払い手段に使われる世の中が、近づいて来るかもしれません。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin