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ビットコインのマイニングはなぜ中国に集中?

ビットコインは取引所で購入すれば手に入れることができますが、マイニングという作業をすると、ビットコインをもらうことが可能です。ただし、ビットコインのマイニングの多くは、中国の企業で行われ、日本で個人が成功させるのは難しいとされています。ビットコインのマイニングとは何か、そして、中国に集中する理由を解説していきます。

 

そもそもマイニングとは?

ビットコインはブロックチェーンの技術によって、改ざんなどの不正が防がれています。ビットコインの取引に10分ほど時間が掛かるのは、P2Pネットワーク上のコンピュータによって、「マイニング(採掘)」と呼ばれる承認作業が行われていることによるものです。 

ビットコインの取引はブロックと呼ばれる単位でまとめられ、取引が承認されると、チェーン状に時系列につなげられていきます。前のブロックとつなげるためのキーとなる値を見つけるのが、マイニングといわれる作業です。コンピュータによる膨大な計算で誰よりも早くキーをなる値を見つけてマイニングに成功した人は、新たに発行されるビットコインとブロックごとに発生した手数料を受け取ることができます。 

ビットコインの採掘(マイニング)とは何?

 

電気代の安さが中国でマイニングが行われる理由の一つ

ビットコインのマイニングの7割は、中国で行われているとされています。中国でのマインイングは個人ではなく、マイニングを専門とする企業によるものです。 

ビットコインが広く知られる前には、ノートパソコンでマイニングを成功させることも可能でした。しかし、ビットコインのマイニングは競争が厳しくなったことで、処理速度を上げる必要性に迫られました。 

マイニングを成功させるためには、性能のよいコンピュータを複数台所有することが必要になったのです。また、高性能なコンピュータは消費電力が大きく、発熱量が大きいため、エアコン等で冷やすための大量の電力も消費します。コンピュータを導入するイニシャルコストに加えて、電気代などのランニングコストにも膨大な費用が掛かるようになりました。中国など電力が安い国は、マイニングに優位性があるのです。 

中国のマイニング企業は量子コンピュータという、計算を並列処理することが可能な高度なコンピュータを用いています。大量のコンピュータを備えた建物全体を水冷システムで冷やす、大量の冷却ファンを設置するといった大規模な施設で、中国ではマイニングが行われています。 

中国では人民元に対する信任性が低く、ビットコイン投資に関心を持つ富裕層が多く、そして、電気代が安いことによって、マイニング企業が誕生しました。 

 

日本でのマイニングは電気代がネック

今のビットコインのマイニング事情では、日本でマイニングをしても採算が合わないといわれています。たとえ、設備投資をしてマイニングに成功しても、電気代の高さから、コストが見合わないことが想定されるのです。 

出典:資源エネルギー庁|基本問題委員会 第24回配布資料「これまでの議論を受けて(日本・米国・中国の電力コストについて)」
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_problem_committee/024/pdf/24-2-1.pdf

 少し古い数字になりますが、2012年に資源エネルギー庁が作成した資料によると、日本と中国の電気代を比較すると、産業用で約2倍、家庭用では約3倍もの開きがあります。

日本では段階的に電力が自由化され、2016年4月には小売全面自由化が実施されました。しかし、流通構造による問題よりも、多くのエネルギー資源を輸入に頼っていることが、日本の電気代が高い主な要因です。電力の自由化によって多少電気代が下がったとしても、太刀打ちするのは難しいといえます。

 

ビットコインの半減期による中国企業の動きはなし

ビットコインの採掘報酬は、約4年に一度半減するようにプログラムが組まれ、半減期といわれています。2回目の半減期は2016年7月に訪れ、採掘報酬は25BTCから12.5BTCに下がりました。 

半減期を機に、「中国のマイニング企業が撤退するのでは?」ともいわれましたが、ハッシュレート(採掘速度)に大きな変化はありませんでした。中国のマイニング企業はビットコインの採掘報酬が半減しても、十分に採算がとれていることの現れといえます。 

ビットコインの半減期とは?チャートやハッシュレートへの影響はある!?

 

まとめ

日本で個人がアパートやマンションの一室で、マイニングをして成功するのは現実的ではありません。ビットコインで儲けようと思うなら、取引によってキャピタルゲインを狙うのが現実的です。しかし、ビットコインは2017年に入って価格が高騰したため、今後大きく稼げる可能性があるかは不透明です。

大きく仮想通貨投資でリターンを狙うのであれば、リスクも大きいですが、取引所で扱われる前のICO通貨投資という方法があります。ただし、仮想通貨といわれるものの中には詐欺が疑われるものもありますので、見極めるための正しい知識を身につけましょう。

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